ベルサイユのばら・通称ベルばらは池田利代子先生の代表作兼大ヒット作で、年齢問わず人気があります。現代ではラインスタンプとしてベルばらのキャラが販売されています。それに「ベルばらキッズ」の4コマ漫画の本も販売されています。

ラインスタンプでは、ベルばらのキャラたちが関西弁で登場しています。原作とはまた違った味で面白おかしくて人気急上昇です。

それにベルばらキッズでは、キャラが全員デフォルメしており、登場人物のオスカルやアンドレたちが見事に子供になって、可愛く描かれています。

ベルばらの連載がスタートしたのは、1972年(昭和47年)週刊マーガレットからでした。当時中高生に大変人気が高く、主人公のオスカルや彼女を取り巻く登場人物の恋、愛の行方など実にリアルに描かれていました。

恋愛少女漫画といえども、ベルばらは実在の人物が登場しており、ストーリーの最大の頂点を迎える「フランス革命」など結構世界史の勉強にもなったと言えます。

しかし、私はまだこの漫画が連載中の時は小学生でしたのでベルばらは、難しくて読める対象ではありませんでした。ですが、後に宝塚になった時には話の内容は理解出来なくても、主人公のオスカルには何か魅かれるものがありました。

池田利代子先生は、難しい作品を描かれていたんですね。「フランス革命」って何?と昔はまるでピンと来てませんでした。

本格的にベルばらを読み始めたのは、18~19歳の頃だったでしょうか。ベルばらが集英社より文庫本サイズで販売されていたからです。1冊250円とお手頃値段で、今で言う「大人買い」をしてしまいました。集英社漫画文庫は他の漫画作品も販売され、人気作品はいつも売り切れ状態でした。

ですからベルばらも当然品切れだったわけです。現代はネット通販などで、また新しい形で全巻ボックスセットが販売されています。本当にベルばらの人気は長期にわたっていることがよく分かります。

それに1980年(昭和55年)にはアニメ化され、主人公のオスカルの声優は田島玲子さんが担当していました。アニメでは原作よりもより分かりやすい解説付きで、小学生でも見ることが出来ました。主題歌のオープニング、エンディング共にオスカルとアンドレの熱い思いが伝わるような印象でした。

やはりベルばらの主人公のオスカルをはじめ、アンドレ、マリーアントワネット、フェルゼン伯爵の4人が重要登場人物です。そして物語の最初では特にオスカルとアントワネットが同時にフェルゼン伯爵に恋する状況がこと細かく描かれています。

少女漫画の共通することは、主人公と初恋の人は決して結ばれない作品が多いということです。オスカル、アントワネット共に苦しい恋をし、結局はフェルゼンとは結ばれることはありませんでした。

そしてベルばらの最大の悲劇ヒロイン誕生説もあります。これは実際にあったことなので、歴史上でも有名になっています。フランス革命を背景にしたベルばら。何故今でもこんなに人気がそして魅力を感じるのでしょうか?

やはり4人の取り巻く恋、愛、そして別れなどの波乱万丈な人生が多くの読者を引き付け、アニメでも超人気となり、次の時代にも語り継がれているのです。

平成生まれの人達は、結構ベルばらファンが多く、特にオスカルに人気があります。ある1人は「オスカルの目はつけまつげみたい!」とコメントしてました。(笑)でも池田先生のキャラクター設定は、平成生まれの人達を虜にさせ、母親の影響からか、「ベルばら大好き!」と言っています。

やっぱり魅力満載ですね!