フランス貴族のジャルジェ家は、将軍家でありながら男児には恵まれることがなく、6人娘でした。ですがベルばらの物語では末娘のオスカルが男性として育てられ、アントワネット専属の近衛兵として人生を歩んでいくことが中心となっています。

ですがオスカルの上の5人の姉たちの出番って1度もありませんでした。名前も明かされることはありませんでした。でも貴族の娘ですから、5人各自結婚し、子供もして幸せな生活をしていることは分かっています。

でも末娘のオスカルだけは、過酷で、女性でありながら男性としての生き方をしていかねばならず、小さいころから父親から厳しく剣術、馬術などを学び、軍服に身を包んでまさしく男性そのもの、王家をお使いする近衛兵として人生を歩んでいきました。

でも男性的なこのオスカルが6人姉妹の中で一番美人だったことが判明しています。オスカルは容姿が素晴らしいのです。見事なロングの金髪、長身、スマート、同性でも魅かれるような表情など。

舞踏会などでも同性同士で踊っているシーンを漫画の中でも何度も見ていますし、本当にオスカルの男性的な格好は見ていても「う~ん、魅かれる!」になりますから。

でも一度だけオスカルだって女性として、ドレスを着て舞踏会に出席しています。それは初恋の人フェルゼンとの今までのいきさつを忘れるために自ら出席し、フェルゼンと実際に踊ってもいます。

皆さんは美しいオスカルの上の姉たちがどんな人たちなのか知りたくありませんか?物語でも全然姉たちの出番はありませんでしたし、一体どんな結婚をして子供達は何人いるのか、興味湧きませんか?

6人姉妹ということですから、長女と末のオスカルの年令差も相当離れていることでしょう。昔は兄弟、姉妹の人数が多いのは当たり前の時代でしたからね。

オスカルの父も本当に後継ぎとして、男児を望んでいたことがよく分かります。それが全部女の子だったとは!だから男児が生まれるまで5人頑張ったのですね。(笑)

最後の賭けとして6人目が生まれてもやはり女の子であり、それがオスカル。泣き声が男児なみに元気だと言った理由から父はオスカルと名付けて、男の子として育てて行きましたが、これは成功だったと言えるのでしょうか?

普通親であれば、子供を平等に育てて行く目的はあります。ですが子供であっても1人の人間でありますので、それを親の決めたことで人生が決められるのは最早飾り物と同じです。

でも昔はそれが当たり前で、誰も反発などしなかったんでしょう。現代でしたら、もうそれは全然通じません。大抵の子供は「自分は両親の人形や飾りものじゃない!」って反発しますからね。

ですがオスカルの父にしても、彼女を男性として育てたことを後悔したシーンがあります。6人姉妹の末娘であり、上の5人の姉とは全く違った形で人生を歩んできたのですから、普通だったら「何で私だけ男なんだ!」って反発したくなるはずです。

でもオスカルはちゃんと父のいうことを受け入れて、忠実に男性として生きて男性並みの隊長も務めてきました。

6人姉妹の中でどうしてオスカルが一番美人なのかは、ばあやが証言しています。「6人姉妹の中で一番お美しく生まれてきたオスカル様なのに…。」これです!ばあやのこの証言が何よりの証拠です。

幼馴染のアンドレがオスカルに魅かれて行くのは当然だったと言えます。だっていつも2人は一緒に行動していたのですから。