Authorbluefish2017

フランス革命だけじゃない!戦争は多くの人々を不幸にする!

ベルサイユのばらは、フランス革命をテーマにした作品でした。この漫画のお蔭で、世界史が好きになったという、同級生がいました。確かに歴史上のことを漫画で紹介することは、実に分かりやすくていいのですが、大人になってから改めてフランス革命の恐ろしさを知りました。

ルイ15世逝去後、孫のルイ16世が国王陛下、そして妻のマリーアントワネットが正式にフランス王妃になったことでパリ市民は世の中がよくなり、そして生活ももっとよくなるのではないかと期待していました。

ですがパリの下町の貧困生活に変化は見られず、パリの貧しい人々はルイ16世とアントワネットはパリ市民のことを真剣に考えていないと反発心を持つようになります。そして政略結婚だったため、なかなか子宝に恵まれなかったアントワネットは孤独感から、やりたい放題の毎日。そして夫のルイ16世も妻と時間を共にすることはなく、自分のしたいことだけをしていました。

まあ、結局はちゃんと3人の子どもを授かったルイ16世とアントワネットではありましたが、だからと言ってパリ市民のことを真剣に考えていたわけではありません。

そんな貴族界に対して不満を爆発させたのが市民革命→フランス革命です。

そしてそれは戦争として大きく発展し、人間同士の醜い闘いが始まりました。戦争は大昔から世界の何処かで大概は起こっていました。ですが戦争することによって、世の中がよくなるのか?と言えばそうではありません。

人間同士の殺し合いですから、当然人口は減りますし、銃で撃っても殺人罪にはなりませんでしたからね。

太平洋戦争時代でも日本は、「戦争に勝つ」「お国のため」「天皇陛下バンサイ!」と謳っていました。それに1人でも戦争に反対すると「非国民」呼ばわりされたものです。今でこそ日本は平和主義国になり、憲法第9条で「戦争放棄」で守られてますが、今後どうなるかは分かりません。

そういえば私が子供の頃、「また戦争って起きるのかな?」って両親に聞いたことがあります。そうすると母親は「この長い人生、また戦争が起きるかも。もう二度と起こらない保証は何処にもない、巻き込まれる可能性は否定出来ない。」と話していました。

その後湾岸戦争、イラン・イラク戦争など海外では戦争が起きてきました。やっぱり世界全体で平和主義をするのは難しいのです。

戦争しても同じ人間同士の醜い争いです。銃撃戦、核ミサイル、砲弾など日本列島に攻撃がくればもうたちまち日本は全滅の危機です。

ベルばらの様に、フランス革命で命をかけて戦ったオスカル、アンドレは本当に立派でした。自分の命の危険も顧みず一生懸命戦っていました。ですが2人とも戦死していますから、やはり多くの人を悲しませてるんですね。

どの戦争でも言えることですが、命を落としてしまえば残された人間たちに多大な不幸をもたらすことが待っていることを全世界に伝えたいです。

これはフランス革命をはじめとする、過去の戦争も全部含みます!

ジャルジェ家は6人娘!末娘オスカルは姉妹の中で一番美人だった

フランス貴族のジャルジェ家は、将軍家でありながら男児には恵まれることがなく、6人娘でした。ですがベルばらの物語では末娘のオスカルが男性として育てられ、アントワネット専属の近衛兵として人生を歩んでいくことが中心となっています。

ですがオスカルの上の5人の姉たちの出番って1度もありませんでした。名前も明かされることはありませんでした。でも貴族の娘ですから、5人各自結婚し、子供もして幸せな生活をしていることは分かっています。

でも末娘のオスカルだけは、過酷で、女性でありながら男性としての生き方をしていかねばならず、小さいころから父親から厳しく剣術、馬術などを学び、軍服に身を包んでまさしく男性そのもの、王家をお使いする近衛兵として人生を歩んでいきました。

でも男性的なこのオスカルが6人姉妹の中で一番美人だったことが判明しています。オスカルは容姿が素晴らしいのです。見事なロングの金髪、長身、スマート、同性でも魅かれるような表情など。

舞踏会などでも同性同士で踊っているシーンを漫画の中でも何度も見ていますし、本当にオスカルの男性的な格好は見ていても「う~ん、魅かれる!」になりますから。

でも一度だけオスカルだって女性として、ドレスを着て舞踏会に出席しています。それは初恋の人フェルゼンとの今までのいきさつを忘れるために自ら出席し、フェルゼンと実際に踊ってもいます。

皆さんは美しいオスカルの上の姉たちがどんな人たちなのか知りたくありませんか?物語でも全然姉たちの出番はありませんでしたし、一体どんな結婚をして子供達は何人いるのか、興味湧きませんか?

6人姉妹ということですから、長女と末のオスカルの年令差も相当離れていることでしょう。昔は兄弟、姉妹の人数が多いのは当たり前の時代でしたからね。

オスカルの父も本当に後継ぎとして、男児を望んでいたことがよく分かります。それが全部女の子だったとは!だから男児が生まれるまで5人頑張ったのですね。(笑)

最後の賭けとして6人目が生まれてもやはり女の子であり、それがオスカル。泣き声が男児なみに元気だと言った理由から父はオスカルと名付けて、男の子として育てて行きましたが、これは成功だったと言えるのでしょうか?

普通親であれば、子供を平等に育てて行く目的はあります。ですが子供であっても1人の人間でありますので、それを親の決めたことで人生が決められるのは最早飾り物と同じです。

でも昔はそれが当たり前で、誰も反発などしなかったんでしょう。現代でしたら、もうそれは全然通じません。大抵の子供は「自分は両親の人形や飾りものじゃない!」って反発しますからね。

ですがオスカルの父にしても、彼女を男性として育てたことを後悔したシーンがあります。6人姉妹の末娘であり、上の5人の姉とは全く違った形で人生を歩んできたのですから、普通だったら「何で私だけ男なんだ!」って反発したくなるはずです。

でもオスカルはちゃんと父のいうことを受け入れて、忠実に男性として生きて男性並みの隊長も務めてきました。

6人姉妹の中でどうしてオスカルが一番美人なのかは、ばあやが証言しています。「6人姉妹の中で一番お美しく生まれてきたオスカル様なのに…。」これです!ばあやのこの証言が何よりの証拠です。

幼馴染のアンドレがオスカルに魅かれて行くのは当然だったと言えます。だっていつも2人は一緒に行動していたのですから。

春風少女ロザリー!オスカルにとって本当の妹であり、友人だった

ベルばらで結構活躍した女性キャラは、オスカルの妹分でもあり、優しい性格のロザリーです。ロザリーはパリの下町に姉のジャンヌや母のラモリエールと3人で暮らしていました。

パリの下町は非常に貧しい人々が沢山住んでおり、オスカルやアントワネット達のような贅沢な暮らしとは裏腹に、今日食べる食料さえ手に入れるのも難しい状況だったのです。でもロザリーは例え貧しくても優しい母や姉と暮らせるだけで十分幸せだったのです。

しかし、ロザリーは本当は貴族の生まれであり、バロア家で当時メイドとして働いていたラモリエールに引き取られて育てられました。姉のジャンヌは貧しい暮らしを嫌っては、貴族の生活に憧れ続け、非情にも2人を残して家出をしてしまいました。

ジャンヌの家出後、ロザリーは母のラモリエールを支えるために働こうとします。ですが、貧しい身分ではなかなか雇ってくれる所はなく、病気がちの母に代わりにどうしたらいいのか途方に暮れるロザリーでした。

その時偶然にも貴族の馬車が通りかかり、ロザリーは弱弱しく「ご主人様、どうか私を買ってください。」売春婦になろうとしていたのでした。その馬車に乗っていたのは何とオスカル!「これでも私は女性だよ。」と笑いだします。

でもロザリーの涙を見て、オスカルは金貨を彼女にめぐんでやりました。それがロザリーとオスカルの出会いでした。

その後病気で寝ていたはずの母ラモリエールが貴族の馬車にひかれてしまい、瀕死の状態に。母の声に「私はお前の本当の母親じゃない。お前の母親は貴族。その名前はマルティーヌガブリエル…」と本当の母の名前を言いかけてそのまま亡くなってしまいました。

悲しみに暮れるロザリーは、「私が本当は母さんの子供じゃなくて、貴族の娘だったなんて。」しかし、彼女は大切な母を馬車でひいた貴婦人が許せず、貴族を憎むようになりました。

そして母のかたき討ちをするために、一路パリへ。そこへ丁度馬車から下りる女性を見つけて、「母さんの仇!覚悟!」とナイフを向けます。驚いたことにロザリーが狙った女性はオスカルの母で、ここでロザリーはオスカルとの再会をします。

母の仇をするためにパリに来たことをロザリーから聞いたオスカルは、彼女をジャルジャ家に引き取ります。ばあやはオスカルのために作ったドレスをロザリーに着せて暫く家族の様に一緒に暮らすことになりました。

母を殺した犯人を捜すため、ロザリーは着飾って宮廷のパーティーへオスカルと共に入っていきました。そこで余りにも田舎臭いと貴族の娘にバカにされてしまいます。その娘と言うのがシャルロットで、ポリニャック伯爵夫人の子供です。

運命のいたずらか、偶然にもロザリーはとうとう母の仇を発見、隠し持ってたナイフで刺そうとしますが、オスカルに止められました。そして運命のいたずらはまだ続きがあり、ロザリーは実はポリニャック伯爵夫人の実の子供ということが発覚、そしてシャルロットは妹だということも分かってしまいます。

そのことはポリニャック伯爵夫人の耳にも入ってしまい、当時10代だったポリニャック伯爵夫人がバロア家のサンレミー男爵に恋をして妊娠したのがロザリーであり、それに同情して引き取ってくれたのがラモリエールだったと全てが明らかになりました。

色んな衝撃を受けつつも、ロザリーはジャルジェ家にてオスカルの身の回りの世話をしました。そして同性であっても「オスカル様」と慕うようになり、またオスカルもロザリーを春風のような娘、本当の妹の様に可愛がっていました。

オスカルは自分が本当の男性だったら、ロザリーを妻にしたいと語っています。2人の絆は実に深かったです。

オスカル一筋アンドレ!いつも影となり日向となった大切な存在!

ヒロイン・オスカルの大切な人と言えば、何といっても幼馴染であり、遊び相手でもあったアンドレです。アンドレがオスカルと初めて出会ったのは、8歳の時でした。彼は両親を亡くした後、ジャルジェ家にお使いする祖母の元へ引き取られました。

オスカルからは「ばあや」と呼ばれていますが、アンドレにとっては祖母ですから勿論「おばあちゃん」と呼んでいます。祖母からオスカルのことを聞いたアンドレは、どんな可愛い女の子だろう?と期待しますが、オスカルと出会った瞬間、「僕が欲しいのは、剣の相手だ。」と言われ、アンドレの頭の中に描いていた可愛い女の子のイメージはもろくも崩れてしまいました。

その後アンドレは祖母と共にジャルジェ家にお使いすることとなり、主人であるオスカルと行動を一緒にすることが多くなりました。それからはアンドレはオスカルを決して男性として見ることはなく、1人の女性として徐々に意識していくようになります。

アンドレが青年へと成長した時、オスカルがスェーデンの貴族フェルゼンに淡い恋心を抱いていることを知ると、複雑な思いにかられます。アンドレ自身は元々平民育ちで、オスカルは貴族の娘であり、アントワネット専属の近衛兵です。いつも一緒に行動してても貴族と平民ではいくら何でも身分が違いすぎる…その時点でアンドレは苦しみます。

ですがアンドレは「オスカルのためなら何でもする。あいつは光で俺は影として見守りつづける!」と決心します。この時はまだオスカルはまさかアンドレが自分に対して好意を寄せていることは気づいてはいません。

その後黒い騎士が貴族の家ばかりを狙って、宝石類を盗むといった窃盗事件が発生し、アンドレがその黒い騎士の偽物として、本物の黒い騎士をおびき寄せることをオスカルと計画を立てました。

まずアンドレ糞する黒い騎士がおとりとなって出て行くと、そのうち本物の黒い騎士が現れました。隠れて待ち伏せていたオスカルが黒い騎士を捕らえようとしたところ、急に黒い騎士は剣を出して運悪くアンドレの左目を直撃してしまいます。

アンドレは左目に大けがをしつつ、「お前の目でなくてよかった。」とオスカルに言います。
アンドレのオスカルへの愛情は日増しに濃くなっていき、オスカルもまたアンドレが自分を愛していてくれたことに気づいていきます。

ですが医師の忠告にも関わらず、左目の怪我がまだ十分回復していないうちに包帯を取り、オスカルのためにアンドレは色々尽くします。ですが彼の目の病状は失明の危機にさらされていました。

そしてフランス革命勃発の時に、オスカルはアントワネット専属の近衛兵を辞めて、衛兵隊の隊長となりました。そしてアンドレも失明のことを隠しつつ、オスカルを守るために衛兵隊の隊員の1人として入隊します。

ここまでして自分の為についてきてくれるアンドレの気持ちをオスカルは嬉しく思い、そしてついに2人はお互いに愛しあっていることを確かめ合うことが出来ました。そしてオスカルは言います。「この戦いが終わったら結婚式だ。」と。

でもアンドレの目はもう殆ど見えなくなってしまい、残された右目も負担がかかったことで両目共にとうとう失明してしまいました。いくら隠しても隠し通せることは出来ず、すでに祖母や隊員のメンバーに分かってしまいます。

2人は結婚の約束までしましたが、フランス革命戦争の戦いは激しくなっていくばかりで、銃撃戦の中オスカルが狙われて撃たれそうになる所を発見、アンドレはオスカルを庇って銃に撃たれて戦死してしまいました。

本当にアンドレは幼いときからオスカル一筋でした。彼女だけをひたすら愛し続けた素晴らしい男性です。

フランス王妃マリーアントワネット!周囲は悪女だらけだった

フランス王妃マリーアントワネットは、14歳の時生まれ故郷のオーストリアから、ルイ16世の元に嫁いできました。でもこの結婚はマリーアントワネットの母親のマリアテレジアがオーストリアとフランスの関係を良くするための政略結婚として計画されたものでした。

ですからマリーアントワネット自身、恋愛も何も経験なくいきなりフランスに嫁がされたことで、夫となったルイ16世には愛情など湧きませんでした。

愛情のない結婚とは、果たして幸せになれる保証があるのか?とアントワネットは戸惑いを隠せませんでした。そしてルイ16世との結婚後すぐに彼女はある女性との対立が待ち構えていました。

それはルイ15世(ルイ16世の祖父)の侍女を務めるデュ・バリー夫人との対立でした。デュ・バリー夫人はオーストリアからフランスに嫁いできたこのアントワネットのことを快く思っておらず、漫画の中では「生意気な赤毛のチビ」と呼んでいます。

ルイ15世の侍女を務める彼女は、アントワネットに対して、激しい妬みと憎しみを抱いていました。そしてルイ15世がいる限り、何でも自分の思い通りになると思いこんでいました。

一方のアントワネットもこのデュ・バリー夫人の性格の悪さ、ルイ15世にお使いする侍女としての存在を疎ましく思っていました。ですから2人は本当に仲が悪かったのです。

宮廷内で貴族の婦人たちが集まる会合の席で、デュ・バリー夫人には自分からアントワネットに声をかけることは一切禁じられており、アントワネットは非常に彼女を嫌って、絶対に声掛けすることをせず、無視し続ける有様でした。

自分に対して無視を続けるアントワネットを憎むデュ・バリー夫人はルイ15世に「陛下、何とかしてくださいな!」とお願いします。ルイ15世はこの対立にほとほとあきれ果て、そしてオーストリアの母マリアテレジアからもいい加減この対立は止めるようにアントワネットに忠告してきます。

母の忠告を渋々受け入れることになったアントワネットは、デュ・バリー夫人にとうとう声掛けをすることとなりました。これは宮廷内に集まった貴婦人たちの全注目を集めました。ですがアントワネットは急きょ「さあ、皆さん!国王陛下をお待ちしましょう!」と彼女の声掛け直前に言い放ち、そそくさと退場しました。

ますます怒りを募らせたデュ・バリー夫人でしたが、その後ルイ15世が天然痘を患ってしまい、看病します。ですがルイ15世の天然痘はますます悪化、そして亡くなると、ルイ16世が国王の座に着き、アントワネットも正式にフランス王妃になりました。

ここでデュ・バリー夫人の権力は衰えていき、彼女は修道院へ行く命令が下されてしまいました。フランスの貴族の世界は何とも複雑でよく分かりません。

それからアントワネットと深く関わったもう1人の女性ポリニャック伯爵夫人がいます。ポリニャック伯爵夫人はアントワネットのお気に入り兼親友として、王家の宮殿の出入りを許され、取り巻きの1人となります。

ですがこの婦人、アントワネットの相談相手は上辺だけで、実は何も知らないアントワネットの心を利用して賭博を進めては多額のお金を巻き上げるなどの危険な女性でもありました。

オスカルがアントワネットにポリニャック伯爵夫人との付き合いを辞めるように忠告しても、彼女は言うことを聞かず、今ではポリニャック伯爵夫人の言いなりになってしまいました。

そしてポリニャック伯爵夫人は、アントワネットにお使いするオスカルの存在を邪魔に感じ、密かに殺そうと計画するなどもしています。

実にアントワネットの周囲は悪女だらけだったのです。

お互い好きと認めたマヤと真澄!今後この2人はどうなるの?

大都芸能の若社長速水真澄は、冷徹人間で、どんな手段もいとわない男性でした。幼少時代に速水家の養子とされ、母が他界後継父により、大都芸能の一員としての教育を厳しく受けてきました。

血のつながりのない継父から愛情を感じたことのない真澄は、人を愛することなど全くせず、仕事一筋に生きてきました。まずは継父より先に紅天女の上演権を取ることと、常に大都芸能の代表として誇り高くやっていくことが真澄にとっての最大の目的でした。

それがマヤとの出会いで、真澄の気持ちが一変します。初めての舞台で40度の高熱を押してまで演技したマヤを見て、「何故そんなにまでして出来るのだ?俺の今までやってきたこととは一体何だったのか?」と自己啓発をします。

まだ素人同然のマヤが真剣に演じる姿に感動した真澄は、照れながらも紫のバラをマヤに隠れて託し、「あなたのファンより」とメモに書き示します。「この俺が女性に花束を送るだと?」この瞬間から真澄は、冷徹人間から優しい一男性と変化していきます。

劇団つきかげと劇団オンディーヌが張りあってる最中に、マヤは真澄に「冷血人間!」と憎まれ口をたたくようになり、また真澄もマヤのことを「チビちゃん」と呼んでからかうのでした。

ですがマヤがピンチに追い込まれると、真澄は何とか彼女を救おうと、いつも紫のバラを送っては励まし続けてきました。このことを知っているのは秘書の水城冴子です。冴子は早くから真澄がマヤのことを愛していると見抜き、彼は最初はそれを否定していました。

ですがマヤがまだ会ったことのない紫のバラの人に感謝しつつも、いつも自分の舞台を見ててくれるたった1人のファンとして大切に思っていることを真澄は知っています。

学費が出せないマヤのために、高校に通わせたり、演劇の稽古場に自分の別荘を提供するなど真澄は相変わらず彼女を援助し続けます。紫のバラをマヤに送り続けることによって、真澄自身もこれがマヤへの愛だと段々自覚するようになりました。

ですがマヤが大都芸能経由でテレビドラマに出演し、もっと有名にしたいがためにマヤの行方不明の母の居所を突き止め、部下に命令して院長に金を握らせて、マヤの母を監禁してしまいます。ですがこれには裏があり、マヤが新しい舞台に立つまで母の耳には一切入れず、こけら落としに感激の再会をさせようといった魂胆がありました。

ですがその秘密を偶然マヤの母に知られてしまい、抜け出した後、事故で亡くなってしまう最悪の事態を招いてしまいました。さすがにマヤの母を死なせたことに真澄は激しい罪悪感を感じ、誤解から芸能界追放されたマヤを何とか助けようと何度も舞台に立たせようとしましたが、ダメでした。

一方のマヤですが、自分の母を殺したのは真澄だと一時は彼に対して激しい憎しみを抱きましたが、優しい表情をしたりする所を見せる彼の気持ちが分からなくなりました。それから暫くして真澄に縁談話が持ち上がることを聞いたマヤは何故か動揺し、真澄に真相を確かめるために電話をしてしまいます。

「どうかお幸せに!」マヤは何故真澄に対してこんなことを言ってしまったのか不思議な気持ちになります。そしてお見合い相手の鷹宮紫織との交際が始まるのを見て、マヤは今までとは違う目で真澄を追うようになります。

「まさか、俺に嫉妬している?」と気づく真澄でした。そして紫のバラの人が真澄だと気づいたマヤは今まで自分を助けてくれたことが彼の自分への愛情だったことが分かりました。

お互いに好きだと認めたこの2人。今後どうなるのでしょう?これは美内先生にしか分かりません。私が分かったら完全にネタバレです。(笑)

一度も恋をしたことがない?姫川亜弓の意外な素顔とは

マヤの最大のライバル姫川亜弓は、家庭環境にも恵まれ、劇団オンディーヌの花形として女優らしき誇りをいつも持っていました。ですがマヤの自分にない優れた才能に嫉妬感を感じつつも、意外にもマヤに対しては理解があり、紅天女を巡っては互角に戦っています。

常に両親の七光りであることを嫌い、母と自分は同じ女優であっても全く別であることを周囲に主張してきた亜弓ですが、マヤの出現によってますます彼女は女優の修行に熱が入っていきました。

亜弓はマヤの恋仲となった桜小路君と同じ劇団員であっても、やはり仲間としてでしか割り切っておらず、付き合ったことはありませんでした。

一刻も早く自分の母親を超えた女優になり、ライバルのマヤから紅天女の座を奪って見せる!と張り切っている亜弓です。

ところが亜弓って本当の恋をしたことが今までなかったことを皆さんはご存知ですか?確かに亜弓はマヤと違って美人で勉強もよく出来、料理も得意、演技は一流並み以上と、非の打ち所のない彼女です。

ですが亜弓は異性との交際経験が一度もありません。

丁度マヤと同じ頃にテレビドラマ「虹の記憶」で亜弓は記憶をなくした少女の役をやっていました。そこで彼女の弱点があることに気づいた人間がいたのです。それは亜弓とドラマで共演していた無名の俳優です。

ロビーでたまたまその俳優が「姫川亜弓の目に色気がない。あれは恋をしたことのない目だ。」と女性と話しているのを亜弓は聞いてしまいます。そして大きなショックを受けます。「私の弱点を見抜かれてしまった!」と彼女は焦ります。

そして恋をすることはどういうものなのか?と亜弓は演技を通じて学んでいきます。異性を好きになったことのない亜弓にとっては難しい課題でもありました。そこで通行人程度の平凡な役の男性に声をかけて、付き合うようになります。

そして恋をする、男性を好きになるのはこういうものか~と亜弓は感じ取っていきます。そして段々亜弓は演技に磨きがかかり、輝いていきました。共演していた俳優も「姫川亜弓は恋をしている!」と感じ取ります。

でもそれは単なる演技上で亜弓が学んだだけのことで、やっぱり彼女は本当の恋を知りません。これは意外な亜弓の素顔とも言えます。

マヤは恋多き少女なのに、亜弓は恋をしたことがないとは…容姿に優れているのに何故彼女は男性を好きになれないのでしょうか?自分が恋したことがないことを亜弓はマヤに打ち明けています。

やはり亜弓は恋愛より女優を優先しているのです。紅天女を演じられるようになるまでは、他のことは頭にない彼女です。

月影先生の元でマヤと共に紅天女をひたすら目指して頑張ってきた亜弓に突然予想もしないことが降りかかってきました。それは稽古中に別の団員が照明器具に引っかかって転びそうになったところを、亜弓が庇って頭を強打してしまいました。

その時は何もなかったかのように思われましたが、稽古から帰ると激しい頭痛と目の異変に気づきます。周囲がぼんやりして何も見えていない…亜弓は大きな不安に襲われます。

病院で診断を受けた結果、亜弓の目は視神経をやられており、すぐに治療しないと失明の危機だと医師から言われます。ですが亜弓には今が一番大事な時で、目の治療をしてるわけにもいかず、紅天女に向けての稽古を続行中です。

亜弓の母はすでに娘が目に異常をきたしていることを知っており、目が見えなくても演技出来るようにコーチしています。

マヤはそのことを知る由もありません。今後亜弓の目はどうなっていくのか、実に物語の展開が気になります。

何かと妬まれることの多かったマヤ!ヒロインは常に危険が一杯!

亜弓と紅天女候補として共に戦うマヤですが、彼女は芸能界入りしてから色んなトラブル、嫌がらせを受けてきました。

「奇跡の人」で亜弓とWキャストでヘレン・ケラーを演じ、新鮮なヘレンを演じたことが評価され、マヤはアカデミー助演女優賞を受賞し、そこから本格的な女優活動を開始させました。

本当の紅天女に近づくためにはまず、テレビドラマに出演し、視聴者がどのように評価するのか大女優への第一歩だと月影先生に教わります。

大都芸能に入ったマヤはテレビの大河ドラマに出演が決まり、題名は「天の輝き」。その中で元気な伯爵令嬢の役を与えられます。どんな役作りをすればいいのか悩むマヤでしたが、テレビで番組が始まるとマヤの人気はまさしくうなぎ上りになり、女優として一躍有名になります。

一方のライバル亜弓もドラマに出演し、母親とは違った女優への道を歩き始めます。マヤと亜弓はテレビ女優としてますます比べられることになります。

マヤの人気が高まる中で、陰で彼女を妬む人間が次々と続出し、嫌がらせが始まりました。天の輝きの撮影で、パイを食べるシーンがあり、それを口にしたマヤは口を切ってしまうけがをします。パイの中にはガラスの破片が入っており、一つ間違えばマヤは声帯をやられるところでした。

それから雨の中を走ってきて入室するシーンでも、マヤへの嫌がらせが続きました。何者かがスタジオの天井付近に水を入れたバケツを仕掛けて、マヤがドアを開けるとバケツに引っかかり、上から水がこぼれてマヤはびしょぬれになってしまいます。

でもマヤはとっさにびしょぬれのまま撮影を続けて欲しいと申し出。すると本当に雨の中を濡れて入って来た感情が返ってよく伝わり、何とか撮影は成功させました。

そして若い青春スターの里美茂とドラマで共演したことがきっかけで、マヤは彼に恋をします。そして里美もまたマヤを好きになり、公で交際することになりました。それを妬んだ里美のファンの親衛隊(どうも不良っぽい女の子が多かったですね。)にマヤは襲われ、殴る蹴るの暴行をうけてしまいます。運よく真澄に発見され、助けられたものの恐怖におびえるマヤでした。

マヤがドラマ出演している最中に、九州から乙部のりえという少女がマヤに憧れて上京し、馴れ馴れしく接近してきました。マヤは「のりさん」と呼んで、世話係をさせていました。ですがこの乙部のりえこそが、マヤを芸能界から追放しようと企んでいた張本人だったのです。

見かけは田舎臭い少女として変装し、中身はとても美少女だという素顔をひたすら隠していました。「マヤに隙があったら、その時私がとってかわってみせる!」

のりえの企むマヤの隙は本当にやってきました。それはマヤの母の死。大都芸能にマヤの情報を一切知らせないように、療養先の院長に金を握らせ、マヤの母は監禁されていました。これは真澄の企みでした。

真澄の計画によれば、母を世間から隠すことでもっとマヤの知名度を上げ、舞台挨拶のこけら落としに「マヤと行方不明の母、感動の再会!」になるはずだったのですが!

たまたま薬を貰いに行こうとした母が、大都芸能の部下と院長がマヤの話を耳にしたため、病身のまま療養先の病院を抜け出してしまいました。失明した母はマヤが大スターになったことを喜びつつ、東京に向かいますが途中で交通事故にあい、映画館に入りマヤの演じる声を聞いてそのまま息を引き取ってしまいました。

悲しみに突き落とされたマヤは、のりえの企みにまんまとのせられ、自暴自棄になり舞台をすっぽかすといった事態になってしまいました。

こういうわけでいかに芸能界が裏では怖いかが思い知らされました。

マヤの師匠・月影千草!紅天女を演じられるたった1人の大女優!

月影先生と言えば、マヤの演技の才能を最初に見出した女性です。不慮の事故で顔に重い傷を残したことで女優生命を絶たれてしまった彼女は、自分が演じてきた「紅天女」の上演権を持っており、大都芸能がそれを狙っていてることを知りつつも、絶対に譲ることはしません。

「私が上演権を譲れるのは、紅天女の後継者が決まるまでよ!」と月影先生は自分の後継者に相応しい役者を長い事探し続けてきました。とある公園でマヤが小さい子供たちにテレビドラマの話をしながらも、その役者になりきっているのを発見し、「見つけた!私の宝物。」この瞬間、マヤが紅天女に相応しい子だと見出します。

その後はライバルの姫川亜弓も、紅天女候補として挙げています。そして2人を戦わせ、どちらが本当に相応しいのか決めている最中です。

ではこのマヤの師匠の月影先生が若い頃、紅天女を演じるほどの大女優になれたのはどうしてでしょうか?その過去をさかのぼりますと?月影先生は子供の頃尾崎一蓮の出会いで、大女優になれたのです。

尾崎一蓮とは、紅天女の作者でもあり、月光座の座長を務めていました。月影千草と芸名を付けたのも尾崎一蓮です。月影先生の本名は名字は分かりませんが、下の名前は千津でした。

千津は孤児であったため、小さいながらも盗みを働いていました。そこを目撃、助けたのも尾崎一蓮であり、千津を引き取って女優として育てて行きます。太平洋戦争後、幻の名作・紅天女の物語を書き、月影先生に紅天女に相応しい女優としての指導をします。

日ごとに美しくなっていく若き月影先生は、段々尾崎一蓮に愛されていくようになり、また彼女も彼に魅かれて愛し合うようになりました。一蓮の執筆した紅天女は大成功をおさめ、また月影先生も大女優として成長を遂げました。

そして尾崎一蓮と月影先生はついに結ばれました。ですが大都芸能の執拗な嫌がらせのため、一蓮は自分の持ち手であった月光座を手放し、紅天女の上演権を月影先生に託して自殺してしまいました。

ですから本当の紅天女の上演権の持ち主は、尾崎一蓮だったというわけです。その彼の遺志を継いだのが月影先生なんです。折角一蓮と結ばれながらも、自殺に追い込んだ大都芸能が許せない…それが真澄の継父・英介で、尾崎一蓮と月影先生の敵でもあったということになります。

月影先生はそんな暗い過去があったのですね。ですからいつもしつこく大都芸能に紅天女の上演権を譲る話を迫られても頑なに断り続けていた理由がはっきりとしました。

月影先生は心臓病を患っていますので、何としてでも自分の命があるうちにどうでも紅天女の後継者として、マヤと亜弓を選んだのです。

元大女優として、私の代わりに見事な紅天女を演じて欲しい!月影先生はマヤと亜弓に厳しい特訓を梅の里で受けさせました。それほど紅天女は難しい役で、育て上げるまでには相当時間がかかっています。

女優とは、今その瞬間を役になりきって演じるとても大事な仕事です。常にテレビや周囲から見られ、どのように評価されるのかが実に見ものです。

そういうことになりますと、マヤは本当にいい演劇の指導者に出会えて幸せだと言えます。

マヤの母親・北島春!仕事が忙しく、一人娘を誉める余裕がなかった

ガラスの仮面のヒロイン・マヤの母親の北島春は、夫に先立たれてから中華料理店の住み込み店員として働いていました。ですからマヤの頭には父親の記憶はありません。

1人娘を育てるために、春は一生懸命働きました。小さかったマヤもそんな母親の手伝いをしながら小学校、中学校に通っていました。

マヤがテレビドラマが好きで夢中になって見ていると、「何だい、またドラマなんか見て。そんな暇があるんなら勉強するか、母さんの手伝いでもしな!」と叱りました。父親のいないマヤは母親1人の手で育てられて横浜で暮らしていました。

ある日、中学校の出し物で演劇をすることになったマヤのクラスは、マヤが日頃から演技が上手なことを皆が知っていたので、演劇に出すことを推薦します。早速母・春に学校の演劇に出ることをマヤが報告すると、「へえ~、お前が劇に出るなんてねぇ。」と一度は喜びます。

ですが数日後マヤが選ばれた役は、ビビという名前の貧乏で間抜けな人間の役でした。春は「ふふ、お前のやる役なんて所詮そんなものだよ。」とけなしてしまいます。でもマヤは月影先生から「この劇では一番難しい役だ。」と言われ、どうやったらビビになりきれるのか考えるようになりました。

いよいよ学校の出し物の当日が来て、マヤは春に「母さん、お弁当持って私の劇見に来てね。」と言います。しかし春は弁当を用意しながらも、自分の娘がみっともない役で皆の笑いものの種にされるのかと思うと何とも恥ずかしい、情けない気持ちになってしまいました。そして弁当を中華料理店の娘・杉子に託してマヤの劇を見に行くことはしませんでした。

その頃学校で春が来るのを待ちわびるマヤでしたが、時間になっても母さんは来ません。悲しくなるマヤ。そしてとうとうマヤの出番が来ました。マヤはビビの仮面をかぶり、見事に演技きり、会場の観客に拍手喝さいを浴びました。

その頃春はそうとも知らずに店の掃除をしていました。通りかかった人から、「マヤちゃん、上手に演じたわよ。」と聞き、春は驚きました。「マヤが…まさか、あの子が!」

その後しばらくしてマヤは、春に女優になりたいことを打ち明けます。ですが春は「女優になるだって?そんな夢みたいなこと言ってるんじゃないよ!お前にそんな能力なんかありゃしないよ!」とこれまた娘を否定します。

マヤは確かに美人ではないし、学校の成績もよくありません。でも月影先生の助言で家出同然で、マヤは劇団つきかげに入団。春は月影先生がマヤをそそのかしたと思いこみ、無理矢理マヤを連れ戻そうとしますが、「母さん、どうしても私、お芝居がしたいの!」「そうかい!もうお前みたいな娘はいらないよ!」と春は姿を消してしまいました。

マヤの母親・春は女優になりたいなどど夢みたいなことを言った娘がどうしても許せませんでしたが、結局許すこととなり、月影先生にお詫びの手紙とマヤをよろしくと綴りました。

やはり母の手1つで育ててきた春は、毎日仕事、育児と時間に追われていたので、マヤの隠れた才能を見出すことまでは出来ませんでした。忙しすぎて自分に余裕がなく、マヤを叱ってばかりいましたから。

マヤが出て行ってから2年後、春は結核を患い、中華料理店の住み込み店員を辞めさせられてしまい、サナトリウムに向かう列車の中で週刊誌に載ってるマヤを発見しました。丁度「嵐が丘」の主人公キャサリンを演じた時のマヤの姿に春は驚き、初めて娘の才能を誉めるのでした。

ですが春は元気なマヤと再会を果たすことなく亡くなってしまいました。

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