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ベルばらの結末!悲しいことに重要登場人物が全部この世を去った!

フランス革命戦争のために、ヒロインのオスカルと恋人アンドレはその犠牲者となり、命を落としてしまいました。ですがこの2人、天国で幸せになれたのではないでしょうか。醜い戦争で危険な目に合うよりも、天国で2人は結婚式を挙げたかもしれません。

それにオスカル自身も男性から本当の女性として、アンドレの妻として天国で仲良く夫婦として暮らしているでしょう。

さて、オスカルとアンドレの死後、残されたアントワネットとフェルゼンにも様々な悲しい結末が待っていました。

まずアントワネットはルイ16世や子供達と共にフランス革命をのがれるために、ヴォレンヌ逃亡を計画します。ヴォレンヌ逃亡とはフランス革命の最中の1791年6月フランス東部国境に当たるヴォレンヌで事件として起こります。

実はこの逃亡を計画したのはルイ16世で、どういうわけか民衆にすでに知れ渡っていたのか、ヴォレンヌでルイ16世一家は拘束されてしまいます。

そしてパリに連れ戻され、アントワネットは逃亡生活の原因なのか、美しいブロンドの髪が一晩にして老人の様に白髪になってしまいました。そこからルイ16世、アントワネット共に悲惨な生活、結末が待っていました。

ルイ16世はヴォレンヌ逃亡をしたためか、すっかり市民から信頼性を失ったため、処刑するかどうかを投票で決めることとなり、裁判ではたった1票の差で処刑することに決まりました。そして翌日には処刑されてしまいました。

ルイ16世は正確は優しく、温厚な性格の持ち主だったとのことでしたが、いささか気が弱く、妻のアントワネットがフェルゼンと恋仲であったことを知りつつも、それを叱ることは出来ませんでした。

そしてアントワネットはコンシェリジェー牢獄に入れられ、裁判をしながら牢獄生活を送りました。もう以前のような優雅な王妃時代とはうってかわって、髪は完全に白髪、処刑される恐怖におびえらがらも、最後までフランス王妃としての誇りは捨てませんでした。

結局アントワネットは民衆の税金を無駄遣いをしたために、処刑される羽目になり、ルイ16世の後を追って処刑により命を落としました。

1780年代の死刑制度は、「ギロチン」による執行が当たり前で、何とも現代では残酷すぎる死刑執行です。「ギロチン」制度は等の昔に廃止こそされましたが、市民の大勢の前で囚人が処刑される所を見せ物にするのも、大問題ですね、現代では。

とても恐ろしいことです。「ギロチン」で処刑するってことは。ですからアントワネットは「悲劇のヒロイン」兼「悲劇の王女」なんですね。

ルイ16世との政略結婚がそもそも間違いの元で、アントワネットも犠牲者の1人と言ってもいいでしょう。

そしてアントワネットを愛し続けたフェルゼン伯爵ですが、家族の反対を押し切ってフランス革命へ自ら入り込んでいき、ルイ16世、アントワネット達の逃亡の手助けをするといった、大胆な行動に走ってしまいます。

やはり愛するアントワネットのためだったのでしょうか。人は愛する人の為ならどんな危険でも顧みないと言いますけど、フェルゼンもその1人だったのでしょう。

しかしどんなに逃亡を企てても、結局は失敗に終わってしまいました。アントワネットを失ったフェルゼンは傷心で故郷へ帰っていきました。しかし彼にも悲惨な結末が待ち受けていました。

フェルゼンを憎む市民により、彼は撲殺されてしまいました。結局ベルばらの重要登場人物は全員他界したことになります。それも悲惨な最期でした。

ベルばらの最後は、話の中心人物が全員死んでしまったことで終わりました。

フランス革命!殆どの登場人物の人生の歯車が狂い始めたの?

1789年7月14日、フランス革命が起こりました。この革命でオスカル、アントワネット、アンドレ、フェルゼンの4人の重要人物たちの人生の歯車が大きく狂いだしたと言えます。

そもそもフランス革命が起こったきっかけはパリをはじめ、フランス市民がアントワネットを取り巻く王家のやり方に不満を爆発させたことです。

ルイ16世は何とか世の中を変えるために対策案を講じましたが、ダメでした。ますますフランス市民の不満・怒りは止まることなく、ついにはフランス革命戦争が起こる羽目になりました。

重要登場人物にもフランス革命により、大きな変化が訪れました。ヒロインのオスカルはパリ市民のあまりにも惨めな貧困生活を目の当たりにしたせいで、アントワネット専属の近衛兵を辞職し、フランス衛兵隊になりました。

アンドレはオスカルを助けるため、衛兵隊の隊員の1人になりました。

アントワネットは今までの優雅な王室の生活から一変、夫のルイ16世や子供達とベルサイユ宮殿を脱出する羽目になりました。これは市民からの暴動を避けるためでした。

フェルゼンは、忘れることのできないアントワネットのため、フランスから逃げる手助けをしました。

オスカルはフランス衛兵隊の隊長として、フランス革命戦争へ自ら突入していきます。しかし彼女はすでに結核に侵されており、その病魔を隠してまで戦いに参加するといった有様でした。普通の女性として育っていれば、今頃は幸せな結婚が出来て子供も授かったろうにと父は、オスカルを男性として育てたことを後悔します。

アンドレはやはり相思相愛になったオスカルとはもう一時も離れることは出来ず、いつも傍にいて彼女を手助けすることを決意し、隊員に加わりました。ですが彼自身も目が失明に近い事を隠していましたが、後に別の隊員によって発覚してしまいます。

戦争はどんな時代でも起こっていましたが、人間と人間との醜い争いにしか過ぎません。銃で人を簡単に撃ち殺す。これは大昔では当たり前のことでしたが、戦争で命を落とせば悲しむのは残された家族です。

果たして戦争して世の中がすぐに良くなると言えるのでしょうか?ただただ生身の人間の殺し合いして何の意味があるのでしょう?私には理解できません。

オスカルはフランス市民の味方として、近衛兵を辞職して自分からフランス衛兵隊に志願しました。この正義感の強さは男性並みを遥かに超えていたと言えます。本当にたくましい女性・オスカルです。

でも愛するアンドレと戦争に参加するのはやはり危険がともないました。オスカルが敵兵に銃で撃たれそうになったのを発見し、オスカルを庇って銃で撃たれてしまったアンドレ…そこでオスカルはアンドレの自分に対する激しい愛情を感じつつも悲しむ暇がありませんでした。只ひたすら戦っていました。

ですがヒロイン・オスカルにもやがて無残な結末が!バスティーユ銃撃戦でついに銃撃戦に巻き込まれ、命を落としてしまいました。ヒロインが死んでしまってはもう物語は終わりか!となりますがまだまだ残されたアントワネットとフェルゼンの悲しい結末までもが待ち受けていたんですね~ベルばらには!

フランス革命をきっかけにやはりオスカル、アンドレ、アントワネット、フェルゼンの4人には「死」をともなう結末が待っていたことが共通しています。

フランス王妃マリー・アントワネット!ベルばらのもう1人のヒロイン

フランス王妃マリーアントワネットは、オスカルに次ぐベルばらのもう1人のヒロインです。アントワネットはオーストリアのマリア・テレジアの娘で、ダンスや歌など女性としてのマナーは非の打ち所がないくらいな上品な女性として育てられました。

7歳の時に、あるパーティーで1歳年下のモーツアルトがピアノを弾くのを披露しているのを見ていたアントワネットが何と!ピアノを弾き終わった6歳のモーツアルトに求婚されたというエピソードを聞いたことがあるのですが、実際は本当なのかどうかは分かりません。

アントワネットが14歳に成長した時、オーストリアとフランスの関係が芳しくなく、母マリア・テレジアはその改革対策として、フランスのルイ15世の孫息子(その後のルイ16世)との政略結婚を考えだします。

愛情のない結婚に困惑するアントワネットではありましたが、しきたりを破ることは出来ず、オーストリアの身に付けていたものは何もかも外されて、フランスへ嫁いできたわけです。

ルイ15世が逝去した語、アントワネットは正式にフランス王妃になります。ですが世間知らずのアントワネットは、名門貴族に出入りの激しい夫人から賭博に誘われたり、宝石をやドレスを買い占めるなどの贅沢な生活をします。

そして愛情のない結婚のため、夫であるルイ16世にはまるで興味はなく、隠れて仮面舞踏会で出かけたのがきっかけでスェーデンの貴族であるフェルゼンと一気に恋に落ちてしまいます。

許されない恋と分かっていても、アントワネットはフェルゼンをどんどん好きになっていき、またフェルゼンも彼女を好きになるなど、本当にお互いに愛し合うようになるまで発展していきました。

そんな時に同時にフェルゼンを好きになったオスカルは、すぐに身を引いているので後悔することもなく、フェルゼンとはその後も良い友人として付き合えています。

アントワネットは愛情のない政略結婚をさせられたことで、恵まれた生活をしていてもいつも孤独を感じていました。フランス王妃としての誇りと気高さを知りつつも、夫のルイ16世は本当に愛することが出来ず、フェルゼンとの愛に日々苦しんでいました。

でも近衛兵として忠実に尽くすオスカルには、友人として思い、何でも相談をしていた彼女でした。でもオスカルは男性の心があるため、どんなに同性同士とあっても立場が違いすぎるので、なかなか理解しあえない所もあり、また孤独を感じていました。

そんなアントワネットでしたから、トラブルに巻き込まれるのも多々ありました。代表的なのが「首飾り事件」です。バロワ家の血を引くジャンヌによって、宝石店からローアン枢機卿にアントワネットからのプレゼントだと騙して、高額で首飾りを売ったと言われるものです。これは現代で言う正式な詐欺です。

その前はポリニャック伯爵夫人と出会い、自分との交流を深めるために、ポリニャック伯爵夫人を親友として王家の出入りを許可するようになります。ポリニャック伯爵夫人は実は危険な人物で、自分を親友と思うアントワネットの心を利用して賭博をさせてお金を使わせるなど、悪女じみた面がある女性の1人でもありました。

暫くしてアントワネットは無事3人の子どもを持つ母親になりました。ですが不幸にも長男は7歳で重病にかかり亡くすといった悲劇を招いています。

しかしアントワネットの今後の人生はますます悲劇化としていきました。ですから今でも悲劇の王女と呼ばれるのでしょう。漫画の中ではまさしく悲劇のヒロインはオスカルよりアントワネットです。

近衛兵・オスカル!例え女性であっても男性の様にたくましいヒロイン

ベルサイユのばらと言えば、何といっても主人公のオスカルだということは殆どの方がご存知のはずです。オスカルは貴族ジャルジェ家の6人姉妹の末っ子として誕生しました。

ですがジャルジェ家は王家にお使いする将軍でした。でもどういうわけか男児には恵まれず、末娘として誕生した赤ちゃんの鳴き声が元気がよく、父レ二エはこの末娘にオスカルと名付け、自分の後継者として男の子として育てることを決意しました。

ばあやは勿論反対はしましたが…レ二エの意見に反論することは出来ませんでした。その後オスカルは男性として厳しく馬術、剣などを叩き込まれました。そこでばあやの孫であるアンドレと出会い、最初は幼馴染としてまたは遊び相手として幼少時代を過ごします。

女性でありながらも、心の中は男性として生きて行くオスカル。近衛兵としてマリーアントワネットの専属護衛として忠実に尽くし、すっかり男性並みの厳しい人生を歩んでいくのでした。

誰もがオスカルを女性と分かっていながらも、同性から憧れることの多いオスカルでした。「オスカル様」と呼ばれますが、彼女は決して一般市民を相手にすることはありませんでした。

ですがひょんなことから、貧しい少女との出会いでパリの下町の生活がどんなに悲惨なものかをオスカルは目の当たりにします。元々正義感の強いオスカルはマリーアントワネットにも貧困市民のことも考えて欲しいと申し出ますが、マリーアントワネットは他のことで頭が一杯でオスカルの言葉は聞いていませんでした。

貴族の生活は贅沢三昧で、下町市民は明日も食べるものが手に入るのが難しいこの激しい差にオスカルは疑問を感じます。「今のままで本当にいいのか?王妃様にこのパリの現状を知っておいてもらわねば!」と必死になります。

でも正義感のある男性並みのオスカルではありますが、やはり女性である面も沢山見せてくれます。それは初恋の人スェーデンのフェルゼン伯爵との出会いです。そもそもオスカルがフェルゼン伯爵と初めて出会ったのは、マリーアントワネットが馬に乗って危険にさらされそうになった所をオスカルが助けて、最初はフェルゼン伯爵自身もオスカルが女性だとは思ってはいませんでした。

物語が進むうちに、フェルゼンが仮面舞踏会で出会ったマリーアントワネットに一目ぼれをし、またアントワネット自身もフェルゼンに好きになり、お互い相思相愛になってしまいます。

このことを知ったオスカルはフェルゼンが自分よりアントワネットの方に心惹かれていることで彼を諦めようとしますが、葛藤がありました。「やはり私は女だ。1人の男性に魅かれることはいけないのだ。」と近衛兵としての誇りとアントワネットへの忠実な下部として尽くしていくことを決意し、オスカルの淡い初恋は終わりとなりました。

でも唯一男性として生きてきたオスカルが、女性としてドレスを着て、パーティーに出席し、フェルゼンを忘れるために彼と踊った姿は何とも印象的でした。

フェルゼンには失恋しましたが、その後は友人として付き合うようになりました。でもオスカルにはバックにとても大切な男性がいつもいました。それは幼馴染のアンドレです。アンドレはいつも影ながらにオスカルを暖かく見守っていました。

いつも自分を見つめていてくれたことに気づいたオスカルは、やがてアンドレを愛するようになり、身分を超えた愛情へと発展していきました。

生まれた時から男性として生きてきたオスカルも、たくましいながらもやはり心は女性であり、フェルゼンとの初恋、そしてアンドレとの愛など女性らしい場面も沢山見ることが出来ました。

現代も超人気!池田利代子代表作・ベルサイユのばらの魅力とは?

ベルサイユのばら・通称ベルばらは池田利代子先生の代表作兼大ヒット作で、年齢問わず人気があります。現代ではラインスタンプとしてベルばらのキャラが販売されています。それに「ベルばらキッズ」の4コマ漫画の本も販売されています。

ラインスタンプでは、ベルばらのキャラたちが関西弁で登場しています。原作とはまた違った味で面白おかしくて人気急上昇です。

それにベルばらキッズでは、キャラが全員デフォルメしており、登場人物のオスカルやアンドレたちが見事に子供になって、可愛く描かれています。

ベルばらの連載がスタートしたのは、1972年(昭和47年)週刊マーガレットからでした。当時中高生に大変人気が高く、主人公のオスカルや彼女を取り巻く登場人物の恋、愛の行方など実にリアルに描かれていました。

恋愛少女漫画といえども、ベルばらは実在の人物が登場しており、ストーリーの最大の頂点を迎える「フランス革命」など結構世界史の勉強にもなったと言えます。

しかし、私はまだこの漫画が連載中の時は小学生でしたのでベルばらは、難しくて読める対象ではありませんでした。ですが、後に宝塚になった時には話の内容は理解出来なくても、主人公のオスカルには何か魅かれるものがありました。

池田利代子先生は、難しい作品を描かれていたんですね。「フランス革命」って何?と昔はまるでピンと来てませんでした。

本格的にベルばらを読み始めたのは、18~19歳の頃だったでしょうか。ベルばらが集英社より文庫本サイズで販売されていたからです。1冊250円とお手頃値段で、今で言う「大人買い」をしてしまいました。集英社漫画文庫は他の漫画作品も販売され、人気作品はいつも売り切れ状態でした。

ですからベルばらも当然品切れだったわけです。現代はネット通販などで、また新しい形で全巻ボックスセットが販売されています。本当にベルばらの人気は長期にわたっていることがよく分かります。

それに1980年(昭和55年)にはアニメ化され、主人公のオスカルの声優は田島玲子さんが担当していました。アニメでは原作よりもより分かりやすい解説付きで、小学生でも見ることが出来ました。主題歌のオープニング、エンディング共にオスカルとアンドレの熱い思いが伝わるような印象でした。

やはりベルばらの主人公のオスカルをはじめ、アンドレ、マリーアントワネット、フェルゼン伯爵の4人が重要登場人物です。そして物語の最初では特にオスカルとアントワネットが同時にフェルゼン伯爵に恋する状況がこと細かく描かれています。

少女漫画の共通することは、主人公と初恋の人は決して結ばれない作品が多いということです。オスカル、アントワネット共に苦しい恋をし、結局はフェルゼンとは結ばれることはありませんでした。

そしてベルばらの最大の悲劇ヒロイン誕生説もあります。これは実際にあったことなので、歴史上でも有名になっています。フランス革命を背景にしたベルばら。何故今でもこんなに人気がそして魅力を感じるのでしょうか?

やはり4人の取り巻く恋、愛、そして別れなどの波乱万丈な人生が多くの読者を引き付け、アニメでも超人気となり、次の時代にも語り継がれているのです。

平成生まれの人達は、結構ベルばらファンが多く、特にオスカルに人気があります。ある1人は「オスカルの目はつけまつげみたい!」とコメントしてました。(笑)でも池田先生のキャラクター設定は、平成生まれの人達を虜にさせ、母親の影響からか、「ベルばら大好き!」と言っています。

やっぱり魅力満載ですね!

ガラスの仮面の結末!紅天女の座は果たしてマヤ?それとも亜弓?

ガラスの仮面は1976年(昭和51年)に連載が開始されて以来、常にマヤと亜弓の紅天女をめぐる戦いが長く続いています。

2人の出会いは13歳でしたから、現在は幾つになっているのでしょう?現実であればマヤ、亜弓共に40~41歳のはずです。ですが漫画を読んでいる限り2人ともまだまだ若く、少女の面影があります。

月影先生や真澄の継父にしても、連載当初からかなり年齢が高く見えたキャラクターなので、現実だったらもう亡くなっていたに違いありません。マヤと亜弓が40代であれば、当然結婚もして子供だっていたでしょうし、とうに紅天女の座はどちらかが受け継いでいたことでしょう。

ですが漫画の中では、登場人物の年令がある程度止められているように見えます。マヤと真澄の進展しない愛情や、お見合い相手の紫織には「破談」を申し入れる真澄のシーンなどがあり、紫織は傷ついて自殺しかけたこともありました。

そして態度は一変し、紫織は真澄が愛しているマヤに強い憎しみと嫉妬心を抱きます。そこでも何だかストーリーではもやもやしている画面がうかがえます。

マヤと亜弓は紅天女の故郷と言われる「梅の谷」で、月影先生の元で色んな修行を積みました。そこで2人はそれぞれ紅天女の役作りに苦悩しつつも、稽古に励んでいきました。

紅天女の試験的な劇場はマヤと亜弓のそれぞれに監督がついて、二手に分かれました。そこで色んなテストをしていく上で、マヤか亜弓か本当に紅天女に相応しいのかを審査していくのです。

マヤには黒沼監督が、亜弓には劇団オンディーヌの管理者・小野寺監督がつきました。マヤはかつての恋仲の桜小路君と共演することとなり、桜小路君は一層マヤに対して好意を寄せて行きました。

どんどん進められていく紅天女の試験劇場ではありますが、まだまだマヤか亜弓か、正式な紅天女の座は決まっていません。やはり容姿や演技力では亜弓の方が優勢な感じもしますが、マヤはマヤでまた人を引き付ける演技、新鮮味を与え印象を強くさせる能力があるので、いくら容姿が平凡であっても亜弓が恐れるように、演技すればするほど輝きを見せて行くので、油断は出来ません。

漫画を読んでいても、白黒はっきりしないので、何とも長引くばかりです。

アナタだったら、紅天女はマヤか、亜弓かどちらが後継者になると思いますか?私だったらマヤではないでしょうか。やはり平凡な少女ゆえ、天才的な演技力を一番に見出したのはあの月影先生です。

月影先生は事故で、顔を大けがし女優生命を絶たれ、紅天女を二度と演じることが出来なくなってしまいました。その上、重い心臓病も患っているので自分の命のあるうちに何としてでも、紅天女を代わりに演じれる女優を探し続けていました。

最初は亜弓の母親の歌子が紅天女を演じる予定ではありましたが、月影先生はあえて選びませんでした。それで一番最初に目を付けたのがマヤだったわけです。

マヤには底知れぬ才能があり、天才だと認めている月影先生ですが…亜弓にも大きな評価をしています。

さあ~、月影先生。アナタは一体心底ではマヤか亜弓かどちらを後継者として考えているのですか?と問いかけても無駄でしょうか。(笑)

ガラスの仮面は、紅天女決定に向けてストーリーが進んでいます。でも思いがけない事故で亜弓の視力が危機にさらされています。マヤはそのことを知りません。これからも目が離せないガラスの仮面。

マヤと亜弓の壮絶な戦いはこれからも続くことでしょう。

大都芸能・速水真澄!紫のバラのひととして、密かにマヤを愛していた

ガラスの仮面の男性版重要人物は、何といっても大都芸能の若社長の速水真澄です。この速水真澄、父英介の後継者にはなっていますが、英介は実父ではなく、真澄の母の再婚した継父だったことが判明しています。

幼少時代は継父の英才教育を受け、将来の大都芸能の社長の後継者としての躾を叩き込まれました。ですが継父からは本当の愛情を受けたことが無く、只ひたすら仕事のことしか頭にない継父に対して真澄は憎しみさえ抱くようになりました。

ですが継父の「紅天女」の話を聞いたり、上演権を譲らない月影先生のことを知ると、真澄自身がそれを全部継父から奪い取ってやる復讐心が燃えていました。本当の愛情というものを知らずに育った真澄はいつしか継父のように仕事の鬼になっていました。

常に誰にも心開かず、芸能人は皆商品扱いといった、何とも冷たい男性のように思えました。でもそんな真澄が急に優しさを取り戻したきっかけと言えば?

北島マヤとの出会いです。彼は「若草物語」で高熱でありながらも演じるマヤを見て、「どうしてこうも演技に夢中になれるのか?」と驚きを隠せませんでした。そして今までの自分のやってきたことにいささか疑問を感じるようになり、マヤに魅かれて行きました。

そして「紫のバラのひと」として、真澄は影でマヤを援助したり、応援するようになります。それを知らないマヤはいつも真澄に対しては憎まれ口をたたいていましたが、真澄はマヤの演劇に対する情熱がいつしか愛情に変わっていったのを自覚するようになりました。

演劇の勉強をさせるために高校へ進学させたり、月影先生の入院費を出すなど、真澄はどんどんマヤを助けて行きました。マヤも見知らぬ「紫のバラのひと」には感謝し、いつしか逢いたいと心から願いますが、真澄は名乗ることはしませんでした。

突如継父から、縁談の話が持ち込まれた時には真澄は動揺しました。お見合い相手の鷹見紫織は「真澄さま」と慕うようになり、真澄も紫織と交際していくうちに一度は魅かれましたが、やはり真澄の心にはいつもマヤが潜んでいました。

ですが「紫のバラのひと」=速水真澄とマヤに気づかれてしまうんですね!「忘れられた荒野」でオオカミ少女を演じたマヤが「紫のバラの人」が見に来ると喜んでいました。ですが大事な公演の日に台風になってしまい、それでも真澄はマヤの演じるオオカミ少女が見たくて台風の中たった1人で見に来ました。

その時にたまたま使うはずだったスカーフが台風で濡れて、代用のスカーフでオオカミ少女を演じたマヤでしたが…数日後真澄に代用のスカーフで演じた時の演技は素晴らしかったとマヤは誉められましたが、いつも使っているスカーフとは違っていたことに気づき、あの時の観客は真澄だったこと、そして紫のばらのひとだと彼女自身が気づいてしまいました!

いつも陰で応援して、たった1人のファンだったその人がいつも憎んでいた速水真澄だったとは!と衝撃を受けるマヤでした。

紫のバラのひととして、いつも影ながらにマヤを見守っていた真澄は、紫織との交際をしつつもやはり自分の愛はマヤにあると目覚めて、彼自身の中に愛情がどんどん深くなっていくのも分かりました。

そして紫のバラのひとが真澄だと気づいたマヤも、いつしか彼を意識して好きになっていきました。

相思相愛になりつつあるマヤと真澄ですが、今後はどんな運命展開していくのか楽しみです。

マヤのライバル・姫川亜弓!実はマヤの演劇才能に嫉妬していた?

ガラスの仮面のヒロインマヤに続く重要人物と言えば、ライバルの姫川亜弓です。姫川亜弓はマヤとは育った環境が実に対照的で、父親は映画監督、母親は姫川歌子と超有名な女優の間に生まれ、裕福なお嬢様育ちです。

でも亜弓は両親の七光りだと思われたくない、といった高いプライドを持っており、母親と自分は常に別々の女優として劇団オンディーヌに所属していました。マヤのボーイフレンドの桜小路君と同じ劇団員です。

亜弓がマヤと初めて出会ったのは、マヤがたまたまオンディーヌへ見学に現れた時でした。「逃げた小鳥」のパントマイムの試験をひょんなことから、マヤはやることになり、戸惑いつつもマヤはパントマイムを始めます。動きのぎこちなさから周囲はマヤのことをバカにして笑っていましたが、どういうわけか亜弓はマヤの初めてのパントマイムを見て、彼女の隠れた能力を見出し、驚きました。

月影先生の次にマヤの隠れた才能を発見したのが亜弓です。亜弓は容姿も美しく、演技でも天才的と評価され続けてきただけに、マヤの存在はこれから亜弓の演劇人生を変えることになりました。

劇団つきかげの初の公園「若草物語」で三女のべスを演じたマヤを見た亜弓は、「あの子は演じれば演じるほど輝いてくる」と評価し、やがて自分のただ1人のライバルとして、マヤを認めるようになりました。

その後も亜弓とマヤは舞台で戦うことが多くなり、同作「たけくらべ」では主人公の美登里を亜弓は完璧に演じたのに、マヤは一味違った演技力で観客を魅了させ、その瞬間に亜弓はマヤに対する初めての敗北感を感じたのでした。

「奇跡の人」ではマヤと亜弓はWキャストとして日替わりで、演じていました。マヤが亜弓と比べられるのを恐れているように、亜弓もまた、「マヤは怖い子」と心の奥底では不安を隠せませんでした。

亜弓はいつも自分自身の演技は完璧で、誰にも負けたくない!と言った強い意思があり、ことごとく自分を追ってくるマヤを本当に恐ろしく感じつつも、良いライバルだと常に思うようになりました。

マヤに「最優秀助演女優賞」を奪われても、亜弓は自分とマヤの演技は完全に違うものだと気づき、ここからマヤと共に「紅天女候補」として激しい女優世界へ突入していきます。

マヤが陰湿な陰謀によって、芸能界を追放されたと聞いた時には、大事なライバルを失いたくない一心で陰謀をしかけた相手を見事に叩きのめしました。さすがに亜弓は曲がったことを嫌う本物の女優です。

「ふたりの王女」ではライバル同士が共に演じ、大人気を博したので、マヤと亜弓はここから本格的に「紅天女」目指して戦いを始めました。

ですが亜弓はマヤには一度も勝ったことがないと思っているのです。これは意外なことなのですが、何故なのでしょう?プライドが高く美貌にも優れている亜弓なのですが、やはりマヤの底知れぬ演技力の才能を早くから見出していたので、心から勝てた!と思うことがなかったのでしょう。

平凡な女の子が急に演技を始めると、まさに女優として輝いて見えてくる…マヤの演技には自分にはないものが沢山ある!だから亜弓はマヤを怖い子と思いつつ、大事なライバルとも思っているのでしょう。

自分の置かれた環境はまさしく満たされていて、その反面、マヤはどんな境遇にあわされても決して負けることなく、自然に演技の世界へのめり込める!本能的に演技が出来るマヤに、亜弓は嫉妬をしていたんですね。

だからこそ、マヤとは互角に戦って何としても紅天女をやってみせる!というのが亜弓の本音でしょう。

演劇大好き少女・北島マヤ!平凡な女の子から女優への激しい道のり!

ガラスの仮面のヒロイン・北島マヤ。この名前の由来は名字は歌手の「北島三郎」から来ていると友人から話しを聞いたことがあります。

少女漫画のヒロインは大抵は可愛らしいとか、大人っぽいとか、お転婆のイメージが多いのですが、この北島マヤだけは漫画とはいえ、見てても平凡な女の子そのものです。

しかも小さいときに父親を亡くしたマヤは、母の春の働くラーメン店で住み込み状態でした。決してお金持ちでもなく、どこにでもいるような中学生で見かけは平凡そのものでした。そして学校の成績はよいわけでもなく、いつも母親から「役たたずのみそっかす!」と叱られてばかりいました。

そんなマヤが本格的に演劇に目覚めたのは、師匠となる月影先生との出会いでした。月影先生はマヤが一度見た芝居のセリフを一度で暗記してしまうことや、演じた俳優の動きやポーズも見事に覚えてしまう才能を見出して、マヤを1人の女優をして育てて行くことを決めて、劇団つきかげに入団させます。

マヤは演劇が大好きで、本当に演劇の勉強ができるんだ~と感動しますが、でも道のりは思ったよりも険しく決して生易しいものではありませんでした。

月影先生の厳しい特訓にも耐えて、マヤは女優としての道の階段を登り続けます。そんな時、劇団オンディーヌで出会ったボーイフレンドの桜小路君とは恋仲となり2人はとっても仲良くなります。

しかし劇団つきかげと劇団オンディーヌは敵同士であり、桜小路君とマヤの恋仲はなかなか進展しませんでした。激しい競争が続く中、マヤは演劇への情熱がますます熱くなり、いつしか桜小路君との恋よりも、演劇の方を選んでしまいました。

マヤが自分の方に思いが来ていないことを知った桜小路君ではありましたが、それでも彼はマヤのことが好きでした。

そしてマヤ自身の女優としての大きな変化は「奇跡の人」を演じたことで「最優秀助演女優賞」を受賞したことから始まります。ここからマヤは芸能界入りし、テレビ女優として活躍することになります。

月影先生はそんなマヤの女優としての成長を見守り、「紅天女」候補としてライバルの姫川亜弓と共にその名前を挙げました。

テレビ女優としてのマヤの活躍は大成功に見えたものの、隠れた人物の陰謀によって芸能界を追いだされてしまいました。その最中に突然の母の死の知らせなど、マヤは絶望のどん底に落とされてしまいました。

次々に起こるマヤの悲劇は、彼女の女優生命の危機すら感じました。そしてとうとうマヤは演劇に対する自信をすっかり失ってしまい、一時は再起不能状態寸前にまでなりました。

でもマヤの中では演劇を忘れることは出来ません。芸能界を追放されてもマヤの演劇に対する炎は消えておらず、周囲の暖かい励ましでまた新しい女優への道を切り開こうとしました。

ライバル・姫川亜弓と共に、紅天女を目指すマヤ。「ふたりの王女」「オオカミ少女」などで好評を博し、またマヤは更なる大女優としての成長を遂げていきます。

ガラスの仮面のヒロインマヤ!彼女の演劇の情熱の炎は誰も邪魔することは出来ません。マヤの演劇才能は天性なのですから!

花とゆめ!美内すずえの長編漫画ガラスの仮面はいつ連載開始されたの

美内すずえ先生の代表作といえば、誰もがご存知の「ガラスの仮面」ですね。この作品はいつスタートを切ったのでしょう?

「花とゆめ」で連載開始された「ガラスの仮面」は1976年(昭和51年)でした。もう40年以上連載が続いているわけです。少女漫画にしては長編連載ではありますが、単行本では49巻まで販売されています。

49巻まで来ると、さすがに「ガラスの仮面」のストーリーにいよいよフィナーレか?と思うこともありますが、最近の単行本を読んだ限りではまだまだ連載は続くみたいです。

最近の単行本とは45巻~49巻までのことを言います。

「ガラスの仮面」は演劇が大きなテーマになっていますが、最初の頃は色んな名作を漫画の中で劇にしています。一番最初の作品は「若草物語」でした。主人公の北島マヤが劇団つきかげに入って最初の舞台を踏んだ物語でした。

その後も「たけくらべ」「ジーナと青いツボ」「嵐が丘」「奇跡の人」なども漫画の中とはいえ、舞台化されました。

「ガラスの仮面」がスタートした1976年(昭和51年)頃と言えば、テレビアニメや歌番組、お笑い番組など沢山見るものがありました。そんな状況で、やはり私達が子供だったこの時代は、漫画を読むことより、アニメを見ることの方が多かったのです。

ですから「ガラスの仮面」で取り上げられた劇の名作は当時は知らないものが多く、物語の理解が出来ませんでした。でも今は違います。子供だったから何も分からなかっただけで、大人になってから改めて読むと何だか新鮮味を感じるようになりました。

マヤの演劇に対する情熱は、読むほうも何だか虜になってしまいました。演劇は自分以外のものになれます。男性役立って出来ます。時には年配者になったり、女王様やこじき、侍や王子さまなどまど、その役になり切って演じる楽しさを教えてくれる漫画です。

小学生時代に、学芸会で演劇をしたことがありました。題名は「アルプスの少女ハイジ」でした。やはり役を決めるときは主人公ハイジは勿論のこと、クララなども女の子は絶対に器量のいい子が選ばれました。

女の子であれば誰もが主人公をやりたい!といった願いはありましたがやはり漫画と違って、見掛け第一で決められて言い争いになったこともありました。でも結局は話し合いで役を決め、譲らない場合はじゃんけんで最終的に決めていました。(笑)

ですが、「ガラスの仮面」の主人公のマヤのように役になり切っていたわけでなく、面白おかしく演じていただけでした。セリフも棒読みで、いかにも小学生らしい演劇会になったことを覚えています。

昭和50年代前半の少女漫画は、どちらかといえば恋愛ストーリーが非常に多く見られ、「ガラスの仮面」のような1つのものに主人公の女の子がひたむきになる!といった内容の作品は少なかった様に思います。

ですから恋愛ものが多い中で、「ガラスの仮面」は特殊な漫画だったといえるのではないしょうか?

現在は恋愛ものにも展開している「ガラスの仮面」ですが、なかなか複雑化されている模様です。今後はどうなっていくのか、美内先生の今後に期待しましょう。

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